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2012年8月13日 (月)

B737が低空Uターンしていた

 先日は大阪空港へYS-11で北からアプローチ、吹田周辺で180°ターンインした話をしました。
 これは私の記憶の中ではボンバルディアとかサーブとかのプロペラ機ならではと整理していたのですが、7月の終わりごろ、建物の影からB737がヌッと現れてそのまま右に低空ターンをして大阪空港に向かったのをこの目ではっきり見たのです。
 
Oki301
 ほへ? ジェット機でもこのコース飛ぶの? と目が点になったのですが、実機でできるならFSXでもできないわけがありません。 なお、この目撃劇は16:40頃でしたから、夏季限定でジェット運用となる隠岐→大阪便ではありません。 詳細不明...
 
 主翼の後退角の大きなジェット機は低速時の安定度が低く、小回りターンは例えB737と言えどもプロペラ機に比べれば不利です。 実際、YS-11で130ktだった旋回速度はフルフラップで145kt程度に増加します。(失速までテストした訳ではありません。シミュレーションとはいえ市街地の上ですから)
 YS-11で15〜20°のバンク角で十分だったものが、B737だと30°でも少しへまをすると32Lより西に流れることもあります。
 
 これはなぜだろう?実機ではできているのに?と首をひねり、こっちの一番右に写っている「飛行機操縦のABC」を開いてみると、旋回釣り合い、という言葉に出会いました。 そこは既に一度読んでいて、機体の傾斜を示すことはわかっていたものの、その下の丸いボールの意味は気にせずにいたので、改めて熟読。 ネットではこちらが適切かと。
 
 要は車のコーナリングで言うアンダー/ニュートラル/オーバーステアというのが飛行機にもあるとわかって思わず膝を打つ。 なるほどなぁ...
 幸い私はSaitekのラダーペダルを導入していますので、早速下地島に移って愛用のバロンで練習開始。
 すると、補助翼だけでもラダー併用でも、旋回角が同じである限り旋回率は変わりませんでしたが、旋回のとっかかりと半径が違います。 車で言うと、コーナー直前で一瞬アクセルを抜く、或はブレーキングで前輪に加重を移してターンインを確実にするのに良く似ています。
 
 ほっほ〜、と気を良くして機体をB737にしたらこういう機体にはボール付の旋回釣合計は装着されてないんですね。 しかたないので下地島周辺空域を3000ftくらいでぐるぐるぐるぐる旋回練習をしました。
 
Oki302
 そして晴れて場所をROKKOから大阪平野に望む場所に移り、再度挑戦。
 五月山までは高度は3500ftで変わらないものの、速度は180kt。 山を越えても145ktくらいしか減速できません。 当然フルフラップ+脚出し。 YSと同じ場所(HDG142°で大阪空港VORが270°)でターン開始しますが、そのとき右ペダルを踏んでスムーズなターンインで横滑りを防ぎます。 すると、20°くらいでも32R正面につくことが可能となりました。 う〜ん、凄い、飛行理論。
 
Oki303
(左端の安威川と神崎川の合流点の辺りが個人的に「正露丸ビーチ」と勝手に呼んでいる場所。 ここまで来たら南に降り過ぎ。中央上部に大阪空港のPAPIが二つ。)
 
 これら一連の地理関係はこちらのマップにまとめておきました。 興味はあるけど土地勘が無い、という形は是非ご利用ください。
Oki3anime

 なお、最後に今回の一連の隠岐シリーズに敬意を表してリアルの写真を一枚貼っておきます。 水のきれいなところでした(一部の大量クラゲを除く)
Oki_real

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